共感と理解

最近いろんな人の相談を聞いていて感じることがあります。

それは、共感と理解の差ってなんだろうということです。

 

僕は昔から共感性が低いと言われることが多かったのですが、皆さんどうして自分が体験したこともないことで人から聞いた体験談を、さも分かったのように腹落ちすることができるのでしょうか。

 

僕からすれば「わかるよ。それ共感する」とか言われたときにはある種不愉快さを感じます。

 

例えば「昔親にDVされてたことが今の自分の人格形成に大きく関わってしまっている。自分ではわかっているけど、それによって歪んだものは中々変えられそうにありません」という話を聞いたときのこと。

 

「DVで辛かったんだね。わかる」という共感の姿勢を見せるのは、相手からすると、甚だ迷惑なことなのではないのかなと思うのです。

 

だから他者に対して寄り添う感情というのは、理解というのが距離感として最適な気がします。